小規模事業者持続化補助金審査員(2023年3月まで)湯沢市公共施設マネジメント市民委員(2019年まで)1級土木施工管理技士
27歳で地方公務員を辞め、実家の建設会社で働くことにした。一級土木施工管理技士に合格し、いずれ「会社を継いで社長になろう!」と希望に満ちていた。
しかし、赤字経営であることを知りショックを受けた。この時に初めて、経営者目線で「どうやったら、黒字にできるんだろう?」と真剣に考えるようになった。
その日から「赤字の原因は何か?」を探し始めた。
そしてあることに気づいた! 「とにかく工事を受注すれば儲かると思っていたが... 赤字の原因は、利益管理が出来ていなかったことだ。」「儲かる仕事を受注しなければダメだ。 受注した後もしっかり利益管理しなければいけない。 利益を確保するためには、原価管理をしっかりするしかないんだという考えにたどり着いた。そこで、原価管理について本を読んだり、原価管理ソフトについて学んだり講習会セミナーに参加して実践したが、実際よく分からず結果も出なかった。もっと具体的に現場の内容を理解する必要があると気づき日中は朝から現場作業を行い、夜は深夜まで数字と向き合った。向き合い続けた結果、独自の原価管理が出来るようになり、今日の時点で「黒字傾向なのか?」「赤字傾向なのか?」を、数字で管理できるようになった。それが樋渡が生み出した、独自の手法である、「価格設定・原価管理法」となった。その努力の結果が実り、ついに黒字を達成することが出来た。この経験から、「同じような悩みを抱えている同業者の力になりたい」と思い、13年前に経営コンサルタントとして起業した。